翻刻
【右丁】
一種
まるばの
へちま
天保十年小石
川の官園中(おやくゑんうち)に
尋常(つね)のへちま
より変生(へんせい)す其
葉 円(まる)くして●○
【左中央】
●○薯蕷(ちよよ)《割書:やまの|いも》【の脱ヵ】如(こと)く花実(はなみ)は
尋常のへちまと同し
【左丁】
一種 なかへちま
りうきうへちま
【右下】
薩州筑後肥前肥後等にあり形状(かたち)
糸瓜《割書:へち|ま》に同しく葉は木芙蓉(もくふやう)に似(に)て
又深く瓜の長さ甚しき物は五六尺に及
ふ時珍説(しちんせつ)に甚則(はなはたしきは)三四尺といふこれ也
【九行目文末「其」は別の字の上から書いている】
【十、十三行目の○は右が鋭角の三角形ような記号】