翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

俗語之種. [4] - 翻刻

俗語之種. [4] - ページ 21

ページ: 21

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介抱をうくるといへとも風を受日を受痛 強けれは親族の輩是に気をうばはれ 夜を日に続て千辛万苦たま〳〵夜喰の 残りたるを持出したる人もありて爰に 進めかしこに貰ひ得て手に取れとも 一ト箸たにも咽どに通せす口中にうる ほひなく胸痛み疲れては水を呑よわりては 水を呑一昼夜を過せし今の時に到りては 大人小児の無差別目ぶち黒みたゞれ ほうへたこけ衰ひ色青しといへとも青きに あらす諺にいふ土け色とやらにして乱れたる 髪には土砂のほこりを頂き陰陽順逆の 所為にや朝頃よりむし暑くして頭重く 身持尤悪くして働きて疲るゝ事倍を 増し誰ありてか身の落着をしるものなし 未の刻より申の刻比まてに隣家まて 焼失して向ふ側に火移り下も町に もい上り善左衛門家居向はのこりけるを いかなる悪風悪火なるか昨夜よりして 其さまを見るに風は北へ吹まくりて