翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 35

ページ: 35

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【右側】  唐船への便船より送ける其事サンホセに聞へ左様の  くはしき事は不分マサタランにさへ行は直に唐土へ便  船有事と太吉はしめ四人の者此節渡り来しに  以の外前書の如くヒロトのかけにて漸落着ける 一マサタランにて善助せわしける家の主人名キリシツポ  反物の店方剛家也初太郎せはしける家は医者  名ヲラダヱスと申マサタランへの渡海便船七匁弐分 【左側】  の銀数四十無之しては便船不叶ゆへキリシツポヲランタ  ヱス両人世話し諸々へ便り銀三ッ五ッつゝもらひ両人  の便船銀与へ呉けるゆへイシハンヤへ早く渡海に成 一太吉此マサタランに有付ける家は問屋入店方  商売也外にメヒコ城下より出張の役人名ドンマルコ  此人此家の近隣住居也至て懇意なる人にて  朝夕食事一同に還り人数の内にてそ有ける