翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

島原漂流人太吉物語 - 翻刻

島原漂流人太吉物語 - ページ 37

ページ: 37

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【右側】  参る舟々ゟ荷揚の節馬に付車に付家々へ  運送の混雑大群集にてベニト門先を通り賑  しき事也役人改なしにして忍揚の品後に  知れたる時は不残引上浜辺へ持出し鉄炮持  たる男付添不残焼捨に成積立焼立る時反物  体の物下賤取にかゝり取済せは取徳に成のよし 一此マサタランの産物蘇枋白銀二品の外何品もなし 【左側】  此国の蘇枋他国の品と違品合宜しく殊に大木  あり色合宜しといふは雨降ぬ地面に生る故か色格  別宜しく楊枝皮のさゝら一ッ井戸端なとへ溢  れ水かゝりし時は其あたり皆紅に成ほとの品合  蘇枋の葉至てちいさく日本にて山枡の葉の如し 一此所サンホセ同様雨なき国にて時候冬分も  八月比のことし照日多して男女都て色黒く