翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 37

ページ: 37

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 置根かは付はハ生かたし又其地にあらすして是を栽れハ生せ  すといへり凡樹を栽るに其土地に宜しきと不宣とを詳  にすへし此土地によろしからさる木を栽れハ長茂せす長して  花咲ず実のらず実あれ共早く落山中ハ柿栗柚梅  林檎等によろし橘柑よろしからす海辺及砂地にハ蜜かん  金柑梨花柚等よろし柿栗柚なと不宜山によ  ろしき物ハ砂地によろしからす砂地によろしき物は山中によ  ろしからす松梅ハいつくの地にもよろし橘の類及蘇鉄ハ  寒国に宜しからすして暖国によろし信濃にハ茶なく  竹なし北国にも茶なし竹ハ有といへ共甚だ少したち花  くねんほの類北国になし是寒国によろしからされハなり 【右行上部に以下六行の注記あり】 乗邨按二 北国に茶 なしといへとも 越後にハ こと〳〵く茶を産すしかもその国の水によくあへり出羽にハ今に茶なしと聞侍り  春夏植る木は根少し切たりといへ共其根早く生し安し発生の  気盛なる故也秋冬栽る木ハ陽気少なき故きれたり所  の根生せす枯安し常に葉ある冬木ハ夏うゆるもよし南  より北に移せハ多くハかる移して後猟月根のかたハらの  土を去麦ハらを厚く覆ひて火をつけてわらを焼本  のことく土を厚く加ふへし移して三年も過すして実なる  若年々此法を用れハ南北ことならすたとへハ人の身に灸す  るかことし又木をわかちうゆるに八九月の間本根のそばか  二三年に成新木あるを其根の土をかきのけ竹刀二て  其本根につゝきたる根を切へし鉄刀を用へからす又其  根の髭を損ふへからす肥土黄土に移し植へし又曰木を