翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 39

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 赤土も水をかけて俄にぬるハあし也水に和して後二三日も  よくしめり合て後ぬるへしよきころにこねて池の内二寸  斗しきまハし又能たゝき付て其上を右の石灰を合せたる  土を以てぬる其厚さ一寸以上よし薄けれハ損し安し蓮  池ハ深さ二尺余杜若くわいを植るにハ一尺二三寸二てよし  或は泥の上に水を深くたくハへて魚を養ふにハ二尺五  六寸よし既に石灰にてぬりて鏝を不用上に日覆して  置其即日か翌日か少しかたまりたる時水を池に十分に満  るほと入置五六日過て水を去り新水を入又十日程過  て後水を替新水を入凡三度水をかへ塩気尽る時水ヲ  去泥を入て蓮杜若あやめ葛賊なとを植水を入或は    魚を放へし池のめくりにハ石を置て石灰を石にぬりかけ  てよし北ふさかり南に向へる所よしはけしき寒風にあたれ  は石灰崩れ安し 一樹木の種を植るによく熟して実の入たるを用へし垣の下の  陽に向へる段なる処に深く広く穴を堀牛馬の糞と  土と等分に合せ穴の底に平に敷実のとかりを上にして  うへ又右の糞土を以て上を覆ふへし一切草木の種子よく  実のいり能熟したるを取てふくべ或ハ瓶に入て高き所に  懸置へし凡草木菜蔬皆種をまく時に及て遅からし  むることなかれ又甚早きもあし也種を蒔処ハ高きかよし種  をまく時ハ必空晴たる時よし雨中宜しからす三五日の後雨