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時々其枝の土に澆くへし梅雨の時枝葉茂りて其枝に
も根必す生す次年春葉はしめて萌とき本根に連
なる処を切て九月中の後移栽へし
一又春分已後木をつぐへからす夏至已後木を栽へからす
又正月上旬梅桃杏梨李棗栗柿楊梅をつぐ
べし二月上旬橙蜜柑柑柚を接へし金橘尤遅き
かよし今案するに木をつぐに時節是を守るへし凡木
をつくにハ花の前と芽の前をよしとす木を接に生意【=生気】
既に動きていまたかたち出さる時先たゝす後れすして
つき安し老木大なるハ高く切て接へし小きハひきく
継へしつがんとする時つぎほを口中にふくミあたゝめて
生気を助くへし
一接木の臺高きハつきほ長く切て其本をさし木のことく土に
さして末をつくへし
一或人曰木を継に成程臺をひきく切てつき客木の隠
るゝほと土に埋てよし
一桑の木に揚梅をつけハ不酸又桑に梅を接は酢から
すくわに梨をつけハ甘美なり
一胡桃͡の枝を楊の臺につけハつき安くはやく実のる
春の社日にくた物の木の下をつきかたむれハ実なりて
落す又みのらざるもかやうにすれハみのる
一花の多からんことを求めは十一二正月の間そのきのねに肥