翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 42

ページ: 42

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 時々其枝の土に澆くへし梅雨の時枝葉茂りて其枝に  も根必す生す次年春葉はしめて萌とき本根に連  なる処を切て九月中の後移栽へし 一又春分已後木をつぐへからす夏至已後木を栽へからす  又正月上旬梅桃杏梨李棗栗柿楊梅をつぐ  べし二月上旬橙蜜柑柑柚を接へし金橘尤遅き  かよし今案するに木をつぐに時節是を守るへし凡木  をつくにハ花の前と芽の前をよしとす木を接に生意【=生気】  既に動きていまたかたち出さる時先たゝす後れすして  つき安し老木大なるハ高く切て接へし小きハひきく  継へしつがんとする時つぎほを口中にふくミあたゝめて  生気を助くへし 一接木の臺高きハつきほ長く切て其本をさし木のことく土に  さして末をつくへし 一或人曰木を継に成程臺をひきく切てつき客木の隠  るゝほと土に埋てよし 一桑の木に揚梅をつけハ不酸又桑に梅を接は酢から  すくわに梨をつけハ甘美なり 一胡桃͡の枝を楊の臺につけハつき安くはやく実のる  春の社日にくた物の木の下をつきかたむれハ実なりて  落す又みのらざるもかやうにすれハみのる 一花の多からんことを求めは十一二正月の間そのきのねに肥