翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 43

ページ: 43

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 土を三寸か五寸か培ふへし睦月ハ土かふへからす 一凡そ草木に虫の付たるにハうなぎの煮汁を澆くへし又よし  ミ桑といふ木の葉をせんしてそゝくへし又黄樹下に蚓穴  あらハあひるの糞或ハ灰水をそゝくへし 一樹の虫を殺すには硫黄を能細末して河泥少し斗和して  虫の穴をあまねくふさくべし又硫黄雄黄を用て烟と  なして是をふすへてよし或桐油の紙を用いて火に燃し  て是をふすふへし木に其虫を生するハなまくさき  魚の洗汁を根にそゝぎ或ハかいこの糞を根に  埋むへし或ハいりこを木の枝にかくれハ虫死す 一桃の臺に杏をつけハ実をむすふ事紅にして大なり  この木命長し桃にハ似す 一春の中節ある枝を打て肥土にさせハつく又実をまくへし  はやく長して花咲実のる 一滓水をそゝけは来春花盛也高き梢にハ多くハ実  のらす花さかず枝をたハめ石を多くくゝり付て枝  ひきくなれハ実のる下枝を切へからす尺にして花咲さ  るハ切て継へし 一又曰牡丹を継法芍薬の根肥大にして蘿蔔のことく成  によき杜木の枝に芽の有をとりて三四寸に切けつり  てのミのかたちの如くにして芍薬の根の口をわりひらき  さしはさみ肥たる泥土を以てきひしく培ふ事一二寸成へし