翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 44

ページ: 44

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 則つく又法ひとへのほたんの根上二寸斗枝にうへより切よき小  刀にて半分そきさりよきほたんの若き枝にめたち出  へき所三五あるを一枝是又半分をそき去右の臺と  一に結合せ麻にてかたくからけ泥を以て麻の上をぬり外  にハ瓦を二たて合せかこミ其内に土をうつミ来年に至り  て瓦をさりこもを以てつゝむへし是牡丹をつぐ法也  又牡丹冬ハ菰を以ておほふへし冬至の前後生乳粉と  硫黄とを末にし根を堀ひらきてまハりに置へし来春  花盛也栽る時ハ白斂の末を土にませてよし虫くはず  虫くひたる穴にハ硫黄の末を椙の木を釘のことく削てさし  置へし虫死す穴ある所より折て虫を取へし地肥たる所  ならハ糞を置へからす又油かす抔置へからす麝香桐油漆気  なとを嫌ふ根のまハりに草あることをいむ又まはりを踏へからす  又つぐにハ八月社日後重陽の前よし植るにハふる土を  さりあたらしき細土を用ゆ一枝より数花生するハ小を  えらひてさり只一二花をとゝむ花落てはやかて其茎を  切去て子をむすばしむる事勿れ老安きをおそる  ひとへの牡丹の臺に千葉の牡丹を継へし又曰根下白斂  の末をつけて虫を去虫穴の中に硫黄を入れハ虫を  殺すいかのこふを其葉にはさみ必枯る竹木を植る  にハいつれも古土を付てよし只牡丹ハ古土をとゝむへから  す秋冬の間肥土を用ひて根のまハりの宿土にかへて 【参考:洛陽牡丹記】