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よし如斯すれハ来春花多くして盛也芍薬も同し
一牡丹の実を植る法先五六月の間兼て日かけの肥たる地
を拵へ置七月已後能牡丹の実熟してからのさけんと
する時取て地に早くまくしけく蒔へし実を取て日
をへたて蒔へからす実かはきて黒く成たるを蒔ハ百
一も生せす蒔て後時々水をそゝくへし糞をいむ
又和俗の説に九月に地上に牡丹子を二つならへ置其
上にかはらけを一つ覆へしいくらもか様にすへし来春
白根出芽生する時かはらけを去へし十に八九ハ必す
生す又七月初の頃実の熟したる時取即直に蒔へし
一粒ツヽならへて其上に大きなる蛤のからをおほひ置二月
の中頃はまくりのからを去へし蚫のからもよし春つほミの
付たる時始より目きゝして十の内三四ハ花開かさるあり
夫をはやくつミ去へし残れる花の勢力をうはハすして
よし芍薬もおなし牡丹の莟多く付たる時其中の
かしけたるを去るにハつほミの上の方を半切去へし
つほミを全く切へからす精気のほらす大網とす其
うち品色多くして数百種あり
一つゝしのさし様林下の木のはのくさりたる処の肥土を取て細末
しふるひにてふるひつゝしの枝を三四寸程にきりて右の
土にさすへししば〳〵水をそゝぐべし日覆し或ハ日影に
さす必活く又田土を用て日かけにさすも可也五月雨の