翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 49

ページ: 49

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 置て日にあたれハ根かたまりていたむ其茎長く共其心  を折へからす脇枝ハ長くてもしんとするに悪し又長き  を嫌ひて茎を折もありからの菊をうふる法凡菊を  うゆるに六事あり一にハ貯_レ土 ̄ヲ肥土をえらひ冬至の後  糞をかけこほりて乾くを待て其土の 浮鬆(ウキヤハラカ)成ものを  とりて場地におき再糞をかけ乾きて後室中に  おさめ置春分の後出して日にさらし数度かへし其虫  蟻と草の稉を去若さらすハむしてくさり紅虫きり  むし蚯蚓なと生して菊の害をなす也土を清く  しておさめ置て菊をうへて後此土を用へし菊を植て  三日已上の雨にあいて土かたく根あらハれハ此土を以て  根を覆ふへし如此すれハ旱をふせき雨の潤ひをおさめ  て其根くさらすニにハ留_レ種 ̄ヲ冬の初めに菊の茎をさり  其幹を五六寸留置猟月にこき糞をそゝく事  数度如此すれハ煖にして氷らす為て菊の本を壮にす  へし寒をふせき為て潤沢にして枯燥にいたらす三にハ  分_レ秧 ̄ヲ春分の後菊苗を分る時根に髭多くして  土中の茎黄白色なるを用髭少くして白きを用へから  す新にすきたる鬆地にうゆへし太肥によろしからす  天気くもりたる日菊を分植へし晴天の日分つへからす  根乾きて活かたしうゆる地ハ其宿土をこと〳〵く去るへし  然らされハ虫の害ありうへて後菰を以て日覆にすへし