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蟻上て糞をして虫を生す虫長し蟻食へハ菊長せす
此虫白虱のことししゆろ箒を作りて取へし蟻糞の跡
に青色にて菊の葉の色のことく成虫あり葉の底上ニ
生す半月ハ上にあり半月ハ下にあり又きくを植るには
去年のふる土をいむ若旧地に植ハ上土三寸を去て他土ヲ
置へし菊根ハ土皮にはひこりて深く入らす故に土をふ
かくほりやハらかにする事悪しふかく堀て土やはらかなれハ
水をたもたすして枯れやすし又糞気も底へもれてあし也【?】
只地上より三寸の間を和かにして植へし凡花草ハ皆湿を
嫌ふこと更菊ほたん甚し又春苗尺斗の時其顛を
つミ去数日にして両枝分れ土又つミさることに又出来る
秋に至て一本より出る枝甚多し人力【?】つとめ土又膏沃
花又落て変す三月菊苗を分ち植んとする地の旧土
を四五寸除て正月より乾し置たる新土を旧土より少し高く
置て苗を植日おほひをし苗もし早く長せハ一度つミ
折猶長し過ハふたゝひつミ折若苗甚かしけハ白水と
小便と等分にませたる水をかくるかじけさるにハ不用
秋の節に入て白水小便等分の水を二三日ことにしは〳〵
澆き他の糞を不用つほミ付て後ハ小便を減し米泔
二分小便一分を合す不然ハ根より生する子苗いたむ
花のひらく時まて右の水を用れハ花の勢盛也また
菊を植るにハ黒土よし田土 河(本ノ)つ(マヽ)土をましへよく日にほし