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立てつくはひてすへしくわへる時も其外仮初にも後へしさる間敷
也そひと入ハ酒をそと入也是ハ鼠の尾の心也はひと入ハ酒を
多く永く入る也是ハ馬の尾のこゝろ也陰陽の儀なり
一軍はいに不限兵具ふせひの事さたする時ハ東南可然也西北
ハ不可然陰の方なる謂也何時にても軍配の盃を人に呑
せぬ事也只我獨祝也呑はてハ後は肴を惣をひとつにく
つして人の見知ぬ様にする事也はしをハ置ぬ也盃はへいかう
ならてハすましき也但時としてなくハ何をもする也こふ五きれの
時ハ一チ下にニツつゝ重てならへて其中の上に可置也三の時ハ二ツ
ならへて其中の上に可置也かち栗蚫例式の如くたるへし打蚫ハ
出陣の時ハ細き尾の方をくいての右へ成へき也広きかしらの
方に口を付そめて尾の細き方より広き方へ喰ふ也末広く成心也如
此祝をして出る共しち有て心に懸る事あらハ祝なをすへし軍
はいをハ具足をきても着さる時も又旅へ立時も祝ふ也
一帰陣して祝の時ハ初献にかち栗を喰て酒を呑也ニ献めに
蚫の広き方の先をちと切て折敷に置てその切目より細き尾
の方をくひて酒を飲也三献めにハこふの両方の端を切のけ〳〵
中をくひて酒を可呑也蚫のくひやうハ出陣と帰陣と替也
一蚫と栗とハ出陣帰陣と置様かハる也蚫ハ出る時ハ左也こふハ毎度
置處替ましき也
一蚫五本の時ハこふ五きれ勝栗七ツたるへし蚫五本ハ御本意を被達と【「と」不要カ】
と云心也又蚫三本の時ハこふ三かち栗五たるへし御所様御祝にハ