翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 58

ページ: 58

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 蚫二本也日本を打蚫といふこと心也又大将の御肴一人はかりならて  ハか様にハ有間敷也何時も蚫昆布かち栗三色たるへき也但  時として肴なき時ハかうのものからしかつをなとをも出す也肴  三色の一色二色なき時ハ此色々ませてもくむ也俄事にて  此色々なき時ハ此内一色にてもする也 一大将ハ三の盃を初献に一ツニ献めに一ツ三献めに一ツ以上三なから呑へき也 一大将出陣の時ハ九間にて祝也出陣の時ハ中門の妻戸をしゆてんの  九間のあはひに本妻戸有也このあはひの妻戸をとをりて中  門の妻戸を出へし中門のさいの内にてもあれ又しゆてんと  中門のあはひの妻戸にてもあれ両所の内いつれにてもさいのうちに  包丁刀をはを外へ先を左へ成て置て先左のあしにてさい友に  刀を越てさて右の足を越へしさて刀を人に取せて其儘可出成又帰  陣之時ハ刀の先さいよりそとへ置て先左の足にてさいともに刀を  越てさて右の足をこし内へ入て刀を人にとらせへし出陣帰陣の時  ハ車よせの妻戸へ出入【或本では可出入】也さる間しゆてんと中門のあはひに妻  戸一ツありあひた妻戸二ツを出入する也 一小具足出立の時より征矢可負也昔は靭なかりし間今人の  常に靭付る如くやををひたる也但今は素袍小袴の時ハおふましき也 一矢をおふ事ハ太刀をはきて後におふ也 一軍陣に出さまに弓を可持事弦を下へなして左の手にひつ  さけて可持立て物言時ハ弦を先へなして弓杖をつきて物を  言也弓杖のつき様左にても右にてもつくへし又人に立あふて物