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翻刻
用来る事也勝弦とハ秘事たるによりて人しらす熊柳と申来る
也二尺八寸ハ廿八宿也とつか六寸にとふをつかふ也六寸のうち五分
先を残して穴を明緒を通して鞭むすひに腕の入ほとに結
ふなり緒の革は二尺八寸ハ手にて取へし
一具足のかさしるしをハ具足きてハやかてとく也
一旗の拵様の事長さ一丈二尺本也たかはかりの定白き布二の
を縫合せてすへき也布のはたはり一尺二寸本也幡三分一すそ
をハ縫ましき也是を幡の足といふ也ぬひはつに西に黒革
にて菊とちを付る也大小不定ほころはさしか為也義家
貞任と御合戦の時前九年後三年十二月三日也然に其幡
すそ破れはつれたる間後三年にハすそ二尺切結へりさる間
一丈に成りたりその已後ハ一丈にもせられたり又すゝしのきぬにて
もせられたる也きぬハ唐きぬを可用也
一幡に紋をかくにハ三ツに折て上の一の内に折めのきハへさけてすミ
にて書て其上に漆を薄くひく也其上にハ八幡大菩薩氏神其外
信仰の佛神を勧請申也手付さをハ勝軍木を削て黒革ニて
縫くゝミて手をつくる也但勝軍木はかりハ弱き間いかにも性の
よき竹を削そへて黒革に縫くゝむへし又黒かねを薄く打も
そゆる也折さしか為也手とハ幡の上に付る緒をいふ也手をも黒
革を左縄に索て付る也手の長さいか程とハ不定也竿に付て
能程にすへし手付竿とハ幡の上に横様に革にてぬひくゝむを手