翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 63

ページ: 63

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一出陣の時幡を出す時はしゆてんの九間ニて大将幡指に渡す也幡  さし受取て中門の妻戸としゆてんとの間の妻戸を通りて中門の  妻戸を通り庭へ出へし同幡さほ中門の妻戸より先を物に  あてぬ様に持て先幡竿の先の方より可出也受取て中間に  可渡やかて合戦も有つへくハ吉方へ向て幡を袋より取出し  篙幡に可付つくる時印真言有へし 一幡袋の事錦たるへし絹ニても布ニても裏をうつへし色ハ何色も不  苦幡のゆる〳〵と入やうに可拵本末もなく縫て両の端をくミ  ニてゆひ脇に懸さすへし又陣屋ニてハ敵陣に向て懸て可置也  篙をハ幡さしの中間に可持也さほ持たる中間ハ幡指より先へ可行也 一自然陣中へ我信仰の仏神ゟ巻数抔来らハ幡竿に結付て可持也合戦の時も如行也 一幡指幡をさす時ハ左の手ニて指也馬上ニて幡を可納時是唐笠のえ  立の如くに拵る也いため革ニても牛の角ニても竹ニてもすへき也  鞍の前わの左の塩手に可付也 一幡竿に幡を付て已後幡指の馬なと通りえさる堀川有て跡へ帰  まいる事あらハかち人に幡をさゝせて直に通して先ニて受取て  可指但難所にてかち人も通りえさる処ニては不及力事也 一幡差たる時風強く吹て幡を吹ちきりつへき時ハ幡の足を幡竿  に取添て可指也跡の方へ幡の足吹かくる時はハ風吹共竿に不取添して可指也 一大将と幡さしと相生を可用也 一幡さしの出立ハ其大将と相生の色 一野具足を着へし馬の毛おなし相生を可用