翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 70

ページ: 70

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 ものを射るにしりそかすといふ事なし大成秘説也 一出陣其外何事ニてもあれ座して居たる人立時ハ左の足を踏立る  也又立て射たる人歩ひ出る時も左の足よりあゆひ出る也常  に座敷に居たる時も左の膝を上に成て居て左の足より  踏て立なり祝言の時用足なり 一公方様御出一番の御盃ハ勢州へ給二度目御幡指三度め御甲の役者被給也 一具足を人の前へかきて出る時ハ前ハ下手跡ハ上手也かきてかへる時  も具足もまはるへからすむすふとてわろき事也 一矢たはねの革の事黒革本也革の広さ五分也金の定め長  さ不定矢に依るへし三巻まきて面にひほ結ふ如くゆふへし革の  先とんほうかしらに切也矢たはねの高さの事根のさしきハより    上へ一尺二寸置て矢配りの上をゆふと日本紀にあれ共それハあまりに  高くて八寸の方すはりて悪き也吉程に見斗ひてゆふへし  板め革にて矢配をして其上を結へしえひらしこ何にも  一番にさす矢一ツを黒皮を細く裁ていかにもよく引て箙に可結付  結やう女結ひ也付事肝要也事外成秘説也 一頭を鞍のとつ付に付る事大将の首をハ左に付る也葉武者の  頭をハ右に付る也たふさをちかへて其たふさにとつ付の緒を  通して可付法師の首をハ口の内よりとつ付の緒を腮へ通して  可付頭ハ四より多くハ付られぬ也とつ付の緒の長さ一尺二寸本也 一軍陣にて頭を懸御目時ハへりぬりをきて鉢巻きをして鎧  きたる時ハ脇楯をして太刀佩て矢負て可懸御目事本儀也