翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 71

ページ: 71

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 略儀ニて懸御目時に具足にへりぬりきて太刀斗はいて懸御目也 一頭を合戦場にて懸御目時もへりぬりをきへき事本也なき  に至てハ結かミにても懸御目也合戦の庭にて俄に懸御目  時ハ頭すゆる䑓の不及沙汰右の手にて髻をさけて頭の切口  に鼻紙抔ほとに帋を畳てあてゝ左の手にて切口を抱て  懸御目て左へまハりてたつ也 一入道の頭をハ左右の手に持て大指にて左右の耳を抱て残の  指にて切口を持て懸御目也 一頭を懸御目已前にすなかちとてすな取て少頭へまきかけて可  懸御目砂のなき在所にてハ土にてもする也是ハましなひ也 一公方様の御敵をもする程の人の大将の頭を懸御目時ハ裡打  の直垂にゑほしかけをして懸御目也頭をハ䑓にすへへきなり䑓ハ  檜の板の厚四五分広さ六寸よほう斗にすへし足ハさんあしニて  打足の高さ一寸斗頭を可持やうハ大指にて耳を抱へ惣の  指にて䑓を持御前にて両の膝を立畏て䑓にすへなから  地に置て扨髻を右の手にて取てひつさけて左の手を頭の  切口にあてゝ公方様の御顔をきと見申て頭の少し左の方を  懸御目て如元䑓に置て扨如已前左右の手にて䑓と共に  頭を持て左へまハりて可立也法師頭をも䑓と共に土に  置て左右の手にて頭の切口へ四の指を入て左右の大指にて  耳を抱て懸御目て如元䑓に置て左へまハりて可立也如此有  事なれ共御前にて首をとかく拵事不可然とて前に記する