翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

鶯宿雑記. 巻199-200 - 翻刻

鶯宿雑記. 巻199-200 - ページ 75

ページ: 75

翻刻

【図の説明】           ぬきと云也   木戸柱ナリ      是ハカフキニ           下ノ横木ヲハ      アラス              車ツキト云也 【本文】 一ノロシハ篝ヲ焼如く木をつミて置也用ノ時火を付ル狼ノ  糞ヲくふる也狼烟けふり上へ能立のほる也 一カヽリ焼ハ干タル木を長くつミ風面より火を付る也又生木をハ  多く積て消さる様に焼也何も木多くつミ火フトク強く見候様ニ焼也 一平城ハ始て拵候時先縄打をする也必土居出来て内狭く成候  土居の広さなと能分別して縄打にて広くもせはくも成也  地わりとハ云へからす縄うちといふへき也 一追手の口ハ土橋可然也自然板はしなとハ火を付る事有也  切て出てよき方を土橋にする也 一カラメ手の口かけ橋も不苦但様体によるへし 一木戸柱の口ノ広さ九尺はかり長ハ土の上一丈はかり一方に一本  両方ニ二本也柱ハ面を広四角に作りて可立地へハいか程も  深く入て能也クヽリ木戸ハ右ノ方に有へし 一木戸ハ内へ入てカマへ候也土居二ても石くらにても塀にても透の  なきやうに立る也