琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球解語 - 翻刻

琉球解語 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

に対する間も。紙条を鼻孔(はなのあな)へ入てくつさめを為といへり    ○哥舞(うたまひ) 王宮にて哥舞を興行する時は五六丈四面の舞台を 造り。四方に幕を張り。楽人は紅衣緑(くれないのきぬみとりの)衣を着し夫〳〵 の巾を戴き蛇の皮にて張たる三弦。提琴。笛/小鑼(こどら)。鼓(つゞみ) なとを持て二行にならび。ゆるやかに楽譜を歌へば 暫く有て。階(はし)懸りの幔(まく)を褰げ。舞人出るなり ○小童四人朱き襪(ま**づ)【ふりがな不明】を履(はき)。五色の長き衣を襠にし。 頭に黒皮にて作りたる笠に。朱纓の付たるを戴き。廻(まひ) 旋場(ながらぶたい)に登り。楽人の方へ向ひて座す。楽工其笠を取。 朱纓(あかひも)を笠の上へ捲つけてあたふれば。童子うけ取て 立上り。足様【?】子を曲節に合せて舞ふ。此を笠舞 と名付く ○小童四人金扇子に花を錺りたるを戴き朱帕 を為し。五色の衣をいかにも花やかに着なし。 五色の花をつけたる索(なは)の輪に為たるを頂(くびすぢ)に 置て。場(ぶたい)に登り。其索を手にかけ手拍子を 鳴【?】て舞事。笠舞の如し。是を号て花索舞といふ ○小童三人頭に作り花を錺り。綿の半臂を着し。 小き花籃(はなかご)を肩に置て場(ぶたい)に登り前のことく舞ふ。 籃舞と名つく ○小童四人。五色の衣を着して場に登り楽工の前に 座すれば。楽工語て小竹拍片(よつだけ)【あみがしらに片?】を援(さづ)く。童子取て立上り 拍て場に舞これを拍舞といふ ○武士六人白黒の綦紋の袖を大に仕立たる短き衣を 着し。金箍(きんのはちまき)を額に結び白き杖を突て場に登り。撃(うち) 合音を節に合せて舞ふ武舞と号す ○小童二人五色の服を穿(き)。金の毬(まり)の四面に鈴をつけ。朱 き紐の長く付たるを持左右に立て舞ながら。二疋の獅子 を引て場に登り獅子を狂はせなから舞ふ。獅子は種〳〵 の狂ひをなし。其興ある曲なるはし是を毬舞といふ ○小童三人さはやかに粧(よそほ)ひ場に登り楽人より一尺ばかり なる。金様(きんだみ)の桿(ぼう)を請けり【?】。交撃て舞ふ此曲を桿舞といふ ○小童四人手に三尺ばかりの竿に花の付たるを。各一本 宛たづさへ舞ふを竿舞といふ    ○索馬