琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球解語 - 翻刻

琉球解語 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

【右頁】 十二月尚成王【尚温王の誤りか?】恩謝正使大宜見王子副使安村親方を して方物を献す文化三年丙寅十一月尚顥王恩謝正使 読谷山王子副使小禄親方をして方物を献す天保三 年壬辰十一月尚育王恩謝正使豊見城王子前尚顥 王之使澤岻親方をして方物を献ず天保十三年壬寅十 一月尚育王賀慶正使浦添王子をして方物を献ず 今茲嘉永三庚戌十一月尚泰王恩謝正使玉川王子 をして方物を献ず慶長より今年に至る迠来聘 十九度に及ふ     官位並冠服図説 位は一品より九品まであり勿論正従の別あり王の 子弟を王子(わんず)と称す《割書:正一品》領主を按司(あんず)と称ず《割書:従一品|○古は》 《割書:按司領地に住居して其地を治めしが各権威を振ふにより第十七|代の国王尚真制を改首里の城下に居住せしめ察事紀官といふ》 《割書:官人を一人宛遣はして其領内の事を支配せしめ|歳の終に物成を按司のかたへおさめしむ》天曹司地曹司 人曹司とて国家の政事を司る大臣三司官親方と 称す《割書:正一品》夫より以下の大臣を親方と称す《割書:従二品》 親雲上と称するものは武官なり《割書:三品より七|品まてあり》里之子と称 するは扈従(こせう)の少童なり《割書:八品》筑登之と称するは九品なり 【左頁】 ○王(わう)帽(ほう) 黒き紗にて作る 国王是を載く ○官民帽(くわんみんほう) 一品より九品 までの製 皆同し いたに紙を 骨にして つくる 前 後 ○短簪 長サ三四寸 元服したる者 これを用ゆ ○笠(かさ) 菱わらにて 作りまた 葦にても 作る 外を黒く 内を朱にて塗る ○長簪 長サ尺余 婦人少年の 男子元服 前にて髻の 大なるもの 是を用ゆ 金銀に■■【貴賤ヵ】を分つ 女子は玳瑁にて 製したるを用ゆ ○片帽(へんほう) 黒き■【絹ヵ】にて つくる 六の角あり 医官楽人 茶道の外 剃髪したる ものこれを 用ゆ