翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

阿波幸宝丸漂流記 - 翻刻

阿波幸宝丸漂流記 - ページ 20

ページ: 20

翻刻

船形相見得候よし喜和蔵宗八□ 人ハ不思儀ニ思ひ一同諸神仏之助舟と 近寄候を楽罷有候へとも此嶋地方 ゟ船見へ候ヘハ左程不思儀共不存候得 共沖の方ゟ走り参り候船何分無心元 併廻船之儀何方ゟ参り候も難計 候得共唐船ニ而も無之哉と心配仕 一同帆形見物致候処右船嶋近ク寄 候程帆形追々慥ニ見得弥唐舟ニ□【無カ】 紛候ニ付一同驚入候へ共今更可致□ 無之依之洛東清水観世音へ亦 々吉凶之御鬮有之候所  網なふして淵をのぞくがことし  目には見て手にはとられぬ蓮  葉のうへに置たる露にぞ有ける 右之通御鬮打下り候ニ付唐舟近寄候 得共一同さし首見物致居候然ル処 唐舟も嶋へ向ケ走り寄候所嶋近く□