翻刻
【右丁 右上から左側へ順に】
七景(しちけい)に
弁(べん)
慶(けい)
既(すでに)
する
ところ
御隠居(ごゐんきよ)
は
粉(こ)なやの後家(ごけ)を
庭(には)へ呼(よび)
神主(かんぬし)は
人(ひと)のあたまの
蠅(はい)を追(お)ひ
【左丁 右側上下、左側の順】
富士(ふじ)
筑波(つくは)
虹(にじ)天秤(てんびん)に
引(ひつ)かける
隅田川(すみたかわ)【注】
ありや
なしやと
ふつ(◦)て見(み)る 【「◦」については17コマ目注②を参照。】
尻(しり)の火(ひ)【蛍のことヵ】を
あつめて
胸(むね)を
あかるく
し
【注 江戸時代の酒の銘柄の一つ。江戸、浅草並木町山屋半三郎(山半)から売り出した。隅田川の水を用いての醸造という。】