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コレクション: コレクション2

散花養生訓 - 翻刻

散花養生訓 - ページ 6

ページ: 6

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【右丁】 ふる程の良漿(よきうみ)ならばその父母/喜(よろこ)び勇(いさ)むべき事 なるに中には可愛(かわい)子の漿を破(やぶり)り採(と)ることは醫 にもさせぬなど理不尽(りふじん)に言(いひ)て種の絶(たへ)るを気毒(きのどく) にも思はぬ人なり是は人情(にんじやう)も恩儀(おんぎ)もしらぬ人 なり其上是を採(とり)て為にならずば高貴(たつとき)御方は猶 更末々へ下されぬはつ醫も亦せぬ筈なり是等 を考(かんがへ)見るべし」とあるを見ては其仁恵のありが たき事/言語(ことば)に尽(つく)し難(がた)し其/訳(わけ)も知らず疑心(うたがい)を離(はな) れす種々(いろ〳〵)の悪説(わるくち)を流布(いいふら)し婦女子(おんなこども)を迷(まよ)わす事/実(しつ) に天下の大/罪(とが)人/其罪(そのとが)其身(そのみ)に帰(むくい)て終(つい)に自然(しぜん)の道(どう) 【左丁】 理(り)に因(より)て愛(かわゆき)子を天痘(はやりほうそう)の為(ため)に夭傷【左=とられる】する人少から ず恐(おそ)れ謹(つゝし)むべし    種日法(うへびのわけ) ○種痘(ほうそう)を乞(こ)ふ父母の心得べきは先つ種(う)へ日(び)に 携行(つれゆ)き受痘(うへてもらい)しより第四日(よつかめ)に当(あた)る早朝(そうちよう)携(つれ)行き見(ほみ) 苗(せ)の況景(もよう)を質(ただ)【左=みてもらい】し《割書:真痘の見苗なれば此日より心まか |せに赤幣(おしめ)を張(はり)て其儀(ぎしき)の如くす》 又/第七日(なぬかめ)に携行きて起脹潅膿(やまあけほんうれ)真假(よしあし)の鑑定(みわけ)を乞(こ) ひ且(そのうへ)漿(たね)乞(このま)るゝ時は快(こゝろよ)く漿を分つべし三宅氏 も言(いへ)る如く/瑣少(すこしも)害(さわり)ある事なし《割書:予も|》七年来(しちねんらい)数百(かずの) 児(こども)に試(こゝろ)むれども一人害あるを/曽(かつ)て見聞(みきゝ)せす然