東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

増補職人往来 - 翻刻

増補職人往来 - ページ 12

ページ: 12

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【右丁 上段】 只(たゞ)なだらかに読(よみ)や すく言(ことば)のしりも いやしからぬを第一 とす去(さり)ながら昔(むかし) よりもちひ来(きた)り たる異名(いめう)古語(こご) をすつべきにも あらず其(その)人体(じんたい)に よるべきかたとへは 法体(ほつたい)の隠者(いんじや)【注①】風(ふう) 雅(が)の好士(こうず)などの かたへは訴状(そじやう)請(うけ)状 などのやうなる 【注① 「隠者(いんじや)」は難読につき東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ所蔵の異本(請求記号T1A0/62/21)に依った。 【左丁 上段】 差別(しやべつ)有べし同(どう) 輩(はい)よりも以下(いげ)は 少(すこ)しこばしたるも にくむまじき なり只(たゞ)うやまひの 状(じやう)にはあまりかたく 有まじき事也 ▲書中(しよちう)の文字(もじ) づかひのことは音(こへ)にて 聞(きこ)ゆる字(じ)は行(ぎやう)に 書(かく)べし訓(よみ)にて聞(きこ) ゆる字(じ)は草(さう)に書 べしと有/夫(それ)にも 【13コマ目上段に続く】 【右丁 下段】 鍍金(めつき)に而 飾(かざる)_レ之(これを)糸組(いとくみ)者(は)総角(あげまき)花(け) 蔓(まん)胸紐(むなひも)練糸(ねりいと)縫糸(ぬひいと)以(もつて)【二点脱ヵ】籆(わく)■(かせ)【注②】 撥拊(はつふを)_一 五色(ごしき)之(の)巻分(まきわけ)天蝅糸(てぐす)者(は)漁(りやう) 者(し)之(の)所(ところ)_レ用(もちゆる)投網(たうあみ)打網(うちあみ)纚(さで)以(もつて)_二捻苧(ひねりそ)_一 合(あはせ)_レ糸(いとを)《振り仮名:透_二-立|すきたつる》之(これを)_一櫛挽(くしひきは)捙梳(さしぐし)【注③】扺子(か[う]がい)【注④】 笄(かんざし)櫛拂(くしはらい)鏡磨(かゞみときは)当世(たうせい)風流(ふうりう)之(の)菅(すげ) 【左丁 下段】 笠(がさ)編笠(あみがさ)網代笠(あじろかさ)綿帽子(わたぼうし)引綿(ひきわた) ■(はづ)【注⑤】塗桶(ぬりをけ)是(これ)女(をんな)童(わらべ)之(の)手業(てわざ)也(なり) 傘(からかさ)挑燈張(てうちんはり)轆轤挽(ろくろひき)木履(ぼくり)足(あし) 駄(だ)草履(ざうり)下駄(げた)籠(かご)筲(いかき)箕(み)水嚢(すいのう) 簣作(かたみつくり)鞢(ゆがけ)弓矢(ゆみや)師 ̄は漆籠(ぬりこめ)重藤(しげどう) 楊弓(やうきう)雀小弓(すゞめこゆみ)矢筒(やづゝ)矢箱(やばこ)胡籙(やなぐゐ) 【13コマ目下段に続く】 【注② ■は「糸+瞿」。字形は「繀」ヵ。物は「綛」ヵ】 【注③ 「捙」は「挿」の誤ヵ。天保刊本は「挿」】 【注④ 振り仮名「かうがい」は、天保刊本参照】 【注⑤ ■は「糸+筈」】