東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

増補職人往来 - 翻刻

増補職人往来 - ページ 13

ページ: 13

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【右丁 上段】 よるべからずその内(うち) 文字(もじ)のやまひを よく弁(わきま)へて書べし 又/書中(しよちう)にかぎら す惣(そう)じて義理(ぎり) へんつくり冠(かふり)等の 点畫(てんかく)をよく〳〵 穿鑿(せんさく)して書(かく)べし 真(しん)にて各別(かくべつ)の 字(じ)を草(そう)に畧(りやく)せ ば混雑(こんざつ)する字(し)も あるなりこと〴〵く たゞし覚(おぼ)ゆべし 【左丁 上段】 是(これ)をあらためん とおもはゝ分毫字(ぶんごうじ)【注①】 語録字義(ごろくじぎ)といふ 書(しよ)ありこれを見(み)て よく〳〵熟讀(じゆくどく)すべし 【左丁 上段 絵図内】 老(おい)たるも  わかきも 人は うちばなれ 出(で)すぎものぞと  いはれては     うし 【右丁 下段】 指物(さしもの)細工(さいく)者(は)覃笥(たんす)【箪の誤】長持(ながもち)櫃(ひつ)手箱(てばこ) 檜物師(ひものし)者(は)木具(きぐ)三方(さんぼう)花足(けそく)嶋臺(しまだい) 柄杓(ひしやく)匙笥(かいげ)櫃(へぎ)之(の)類(るい)檜(ひのき)或(あるひは)杦(すぎ)桐(きり)造(つくり) 細工(さいく)尤(もつとも)物数寄(ものずき)奇麗(きれい)恰好(かつこう)専一(せんいち) 之(の)事也(ことなり)鍛工(たんこう)者(は)俗(ぞくに)鍛冶(かぢ)与(と)云(いふ)釼刀(けんとう) 打物作(うちものつくりを)為(なす)_レ 上(じやうと)工【注②】釼(つるぎ)者(は)亀文(すゞやき)漫(みだれ)理湾(やきのたれ) 【左丁 下段】 錵(にえ)匂(にほひ)瑕(きず)錆(さび)帽子(ぼうし)鎬(しのぎ)棟(むね)鋒端(きづさき) 刃渡(やきばわたし)鑠(うねわたし)備(そなへ)挫(へし)鍛(きたへ)束(つかね)銑(せん)透(すき)銘(めい) 中心(なかご)鑢子(やすり)鑽(たがね)利(とき)鈍(にぶき)者(は)監定(めきゝ)有(あり) 鉾(ほこ)薙刀(なぎなた)鏃(やのね)槍(やり)等(とう)迄(まで)打(うつ)也(なり)磨工(とぎし)者(は)麁(あら) 砥(と)中磨(なかど)精磨(うはとぎ)瑩(みがき)之(の)次第(しだい)有(あり) 此外(このほか)薄刃(うすば)出刃(でば)包丁(ほうてう)鋏(はさみ)鑷子(けぬき) 【14コマ目下段に続く】 【注① 「分毫字辨」ヵ】 【注② 異本は、「為(なす)_二 上工(じやうくと)_一」とあり】