東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

増補職人往来 - 翻刻

増補職人往来 - ページ 15

ページ: 15

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【右丁 上段】 橘逸勢(たちばなのはやなり) 尚書(しやうしよ)太夫(たゆふ)入居(いりすへ)の 御/子(こ)といえりその 才名(さいめい)もろこしの 書(しよ)にも書(かき)のせ たりもつとも 入木(じゆぼく)の道(みち)にくわ しくてありける 嵯峨天皇(さがてんわう)の召(めし) を承(うけたまはつ)て宮門(きうもん)の 扁額(がく)をしたゝめ 世(よ)のほまれを取(とり) ける桓武天皇(くわんむてんわう) 【左丁 上段】 の御宇(ぎよう)延暦(ゑんりやく)の すへに遣唐使(けんたうし)に したがひ藤原(ふぢはら)の 賀能(かのう)ともに唐土(もろこし) にいたりて学業(がくぎやう)を まなびとゞまる事 二年にして空海(くうかい) と同舩(どうせん)して帰(き) 朝(てう)すもろこし 人もその藝能(げいのう) をほめて橘秀才(きつしうさい) と称(せう)しけると いえり 【16コマ目上段へ続く】 【右丁 下段】 者(は)守随彦太郎(しゆずいひこたらう)西国(さいこく)者(は)神善四郎(かみぜんしらう) 此(この)両家(りやうけ)之(の)外(ほか)堅(かたく)御製禁(ごせいきん)也(なり)釐等(れてぐ) 杜秤(ちぎ)衡(さほ)錘(おもり)天秤(てんびん)針口(はりぐち)将(はた)分銅(ふんどう)者(は) 後藤(ごとう)今(いま)極(きはめ)是(これ)皆(みな)《振り仮名:権_二-糺|はかりたゝす》物之(ものゝ)軽重(けいぢうを)_一 之(の)具(ぐ)廉直(れんちよくに)可(べき)_二製作(せいさくす)_一所(ところ)也(なり)畫工(ぐわこう)者(は) 流儀(りうぎ)區々(まち〳〵)也(なり)和漢(わかん)今古(こんこ)之(の)差別(しゃべつ) 【左丁 下段】 有(あり)先(まづ)土佐流(とさりう)者(は)元祖(ぐはんそ)土佐守(とさのかみ) 経隆(つねたか)竹光(たけみつ)越前守光重(ゑちぜんのかみみつしげ)廣(ひろ) 周弾正(ちかだんじやう)光信右近将監(みつのぶうこんしやうげん)与(と)相(さう) 續(そくし)而(て)尓今(いまに)禁裡(きんり)御繪所(おんゑどころを)預(あづかる)也(なり) 狩野流(かのりう)者(は)越前守祐清正信(ゑちぜんのかみゆうせいまさのぶを) 爲(す)_レ祖(そと)其子(そのこ)永仙元信(ゑいせんもとのぶ)是(これ)世(よに)称(せうす)_二 【16コマ目下段へ続く】