東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

増補職人往来 - 翻刻

増補職人往来 - ページ 4

ページ: 4

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【右丁 上段】 明日(あす)といふ心(こゝろ)に ものゝさへられて けふもむなしく 暮(くれ)はてに    けり 【左丁 上段】 文章法式指南(ぶんしやうほうしきしなん)【四角に囲む】 人はその身(み)の分(ぶん) 限(げん)を知(し)るべき事 第一也/常々(つね〴〵)心に 懸(かけ)らるべし然(しかう)して おのが分限より 一 位(い)卑下(ひげ)して よろづを取(とり)行(おこな)ふ ときは身(み)終(おはる)まて 過(あやまち)あるまじきか 殊(こと)さら此事を 沙汰(さた)す此頃(このころ)は諸(しよ) 【5コマ目上段に続く】 【右丁 下段】  諸職往来(しよしよくわうらい) 夫(それ)士農工商(しのこうしやう)者(は)国家(こくか)之(の)至寶(しほう) 日用万物(にちやうばんもつ)調達(ちやうたつ)之(の)本源(ほんげんと)可(べき)_レ謂(いつつ)也(なり) 就(づく)_レ/中(なかん)武門(ぶもん)者(は)為(たる)_二国土(こくど)之(の)守護(しゆご)_一 間(あいだ)庶民(しよみん)之(の)最上(さいじやう)也(なり)故(かるがゆへに)能(よく)守(まもり)_二仁義(じんぎを)【注①】 礼智信(れいちしんの)五常(ごしやうを)_一以(もつて)_二文道(ぶんどうを)_一脩(おさめ)_レ身(みを) 【左丁 下段】 依(よつて)_二武道(ぶどう)者(は)孫呉(そんこに)_一逞(たしまし)【注②】忠孝(ちうこうを)示(しめし)_レ他(たに) 正(ただし)_二政務(せいむを)_一専(もつはらにす)斉(とゝのふること)_レ家(いへを)以(もつて)_二系図(けいづを)_一彰(あらはし)_二先(せん) 祖(ぞを)_一以(もつて)_二感状(かんじやうを)_一伝(つたふ)_二功名(こうめいを)_一是(これ)武家(ぶけ)之(の)所(ゆ)_二- 以(ゑん)尚(たつとび)冀(こひねがふ)_一也 扨(さて)勤役(きんやく)坐列(ざれつ)之(の)次第(しだい)者(は) 家老(からう)用人(やうにん)留守居(るすゐ)城代(じやうたい)目附(めつけ) 奉行(ぶぎやう)給人(きうにん)物頭(ものがしら)籏本(はたもと)近習(きんじゆ)側(そば) 【5コマ目下段に続く】 【注① 「を」は衍ヵ。「仁義礼智信の五常を守り」と思われる。】 【注② 「たしまし」は「たくまし」ヵ】