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【右丁 上段】
明日(あす)といふ心(こゝろ)に
ものゝさへられて
けふもむなしく
暮(くれ)はてに
けり
【左丁 上段】
文章法式指南(ぶんしやうほうしきしなん)【四角に囲む】
人はその身(み)の分(ぶん)
限(げん)を知(し)るべき事
第一也/常々(つね〴〵)心に
懸(かけ)らるべし然(しかう)して
おのが分限より
一 位(い)卑下(ひげ)して
よろづを取(とり)行(おこな)ふ
ときは身(み)終(おはる)まて
過(あやまち)あるまじきか
殊(こと)さら此事を
沙汰(さた)す此頃(このころ)は諸(しよ)
【5コマ目上段に続く】
【右丁 下段】
諸職往来(しよしよくわうらい)
夫(それ)士農工商(しのこうしやう)者(は)国家(こくか)之(の)至寶(しほう)
日用万物(にちやうばんもつ)調達(ちやうたつ)之(の)本源(ほんげんと)可(べき)_レ謂(いつつ)也(なり)
就(づく)_レ/中(なかん)武門(ぶもん)者(は)為(たる)_二国土(こくど)之(の)守護(しゆご)_一
間(あいだ)庶民(しよみん)之(の)最上(さいじやう)也(なり)故(かるがゆへに)能(よく)守(まもり)_二仁義(じんぎを)【注①】
礼智信(れいちしんの)五常(ごしやうを)_一以(もつて)_二文道(ぶんどうを)_一脩(おさめ)_レ身(みを)
【左丁 下段】
依(よつて)_二武道(ぶどう)者(は)孫呉(そんこに)_一逞(たしまし)【注②】忠孝(ちうこうを)示(しめし)_レ他(たに)
正(ただし)_二政務(せいむを)_一専(もつはらにす)斉(とゝのふること)_レ家(いへを)以(もつて)_二系図(けいづを)_一彰(あらはし)_二先(せん)
祖(ぞを)_一以(もつて)_二感状(かんじやうを)_一伝(つたふ)_二功名(こうめいを)_一是(これ)武家(ぶけ)之(の)所(ゆ)_二-
以(ゑん)尚(たつとび)冀(こひねがふ)_一也 扨(さて)勤役(きんやく)坐列(ざれつ)之(の)次第(しだい)者(は)
家老(からう)用人(やうにん)留守居(るすゐ)城代(じやうたい)目附(めつけ)
奉行(ぶぎやう)給人(きうにん)物頭(ものがしら)籏本(はたもと)近習(きんじゆ)側(そば)
【5コマ目下段に続く】
【注① 「を」は衍ヵ。「仁義礼智信の五常を守り」と思われる。】
【注② 「たしまし」は「たくまし」ヵ】