東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

増補職人往来 - 翻刻

増補職人往来 - ページ 5

ページ: 5

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【右丁 上段】 家(け)ともに慇懃(いんぎん)の 礼をもちひらる おの〳〵其こゝろへ 肝要(かんよう)なり ▲高位(かうい)高/官(くわん)にし て禄(ろく)軽(かろ)き人と 下官(げくわん)下位(げい)にして 禄おもき人は相(あい) 対(たい)すべきなり又 当時(とうじ)微力(びりよく)たり共 筋目(すじめ)貴(たつと)き人は 賞翫(しやうくわん)あるべし 如何(いか)にといふにその 【左丁 上段】 人/先祖(せんぞ)の禄(ろく)官位(くわんい) を相続(さうぞく)して来(きた)らば人々 求(もとめ)媚(こび)せん事もち ろんなり然(しか)れども 其人/不幸(ふかう)にして 当時(とうじ)卑賎(ひせん)たり共 いかでか往日(わうじつ)をおもは ざらん又/当時(とうじ)とき めく人なり共 本性(ほんしやう) 下賤(げせん)の人はさせる 賞翫(しやうくはん)あらずこれ 先輩(せんはい)のさだめ置(おか) るゝ所なり 【6コマ目上段に続く】 【右丁 下段】 使(つかひ)扈従(こしやう)納戸(なんど)郡奉行(こほりぶぎやう)代官(だいくわん)作(さく) 亊(じ)小普請掛(こぶしんがゝり)与力(よりき)同心(どうしん)祐筆(ゆうひつ) 勘定方(かんぢやうかた)同朋(どうぼう)茶道坊主(さどうぼうす)歩徒(かち) 足軽(あしがる)若党(わかとう)中間(ちうげん)小者(こもの)等(とう)迄(まで)応(をうじ)_二 職分(しよくぶん)之(の)高下(こうげに)_一知行(ちぎやう)扶持方(ふちかた)切米(きりまい) 給金(きうきん)可(べし)_レ宛(あて)_二【-脱ヵ】行(おこなふ)之(これを)_一預(あづかる)_二其(その)役(やくに)_一生(うまれて)_レ家(いへに) 【左丁 下段】 者(は)其職(そのしよく)者(は)更(さら)也(なり)第一(だいいち)可(べき)_レ学(まなぶ)者(は)弓(きう) 馬(ば)剣術(けんじゆつ)兵法(ひやうはう)柔術(じうじつ)鉄砲(てつほう)書筆(しよひつ) 算勘(さんかん)無(なく)_二怠慢(たいまん)_一相励(あいはげむ)則(ときは)以(もって)_二其功(そのこうを)_一加(か) 増(ぞう)立身(りつしんせ)者(ば)父祖(ふそ)裔孫(ゑいそん)迄(まで)面目(めんぼく)何(なに) 事(ごと)乎(か)如(しかん)_レ之(これに)次(つぎに)農業(のうぎやう)者(は)春(はる)耕(たがやし)種(たね) 蒔(まき)苗代(なはしろ)水掛引(みずのかけひき)畔塗(くろぬり)畦立(うねたて)夏(なつ) 【6コマ目下段に続く】