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【右丁 上段】
用事(やうじ)きこへかね
るものなり用事の
おもむきは箇条(かでう)に
上て書べきなり
▲人のため然(しか)るべから
ざる噂(うはさ)わが身にあづ
からぬ人の悪事(あくじ)取(とり)
あつかふ事は遠慮(ゑんりよ)
有べし反古(ほうご)まぎれ
ちりて身(み)の災(わざは)ひ
を求(もとむ)る中立(なかだち)となる
事/世(よ)に多(おほ)し反(ほう)
古(ご)をむさと取(とり)切ら
【左丁 上段】
して他人(たにん)に披見(ひけん)せ
られ人の非(ひ)を世(よ)
に流布(るふ)すること
不仁(ふじん)の至(いたり)り【重複ヵ】也さつ
そくに火中(くわちう)すべし
▲手跡(しゆせき)は風(ふう)おほく
して文字の畧(やつ)し
やうもいろ〳〵あり
但(たゞ)しやつしやうに
よりて字性(じしやう)異(い)
体(てい)になりてよみ
にくき字(じ)有/順(じゆん)
儀(ぎ)までの状(じやう)はよめ
【8コマ目上段へ続く】
【右丁 下段】
鎌(かま)連枷(からさほ)水擔桶(みづたご)龍骨車(りうこし)戽桶(なけつるべ)
拮槹(はねつるべ)筒車(みづぐるま)畚(もつこう)筐(かたみ)碓(ふみうす)碾(からうす)《振り仮名:𣇃臼|つみうす》【注】
挽磨(ひきうす)千石掻篩(せんごくとうし)杵(きね)簸(ひる)簾(とをし)蓑(みの)
笠(かさ)籮(ふご)檋(がんじき)橇(そり)肥(こやし)者(は)《振り仮名:下𦳊|しもごえ》干鰯(ほしか)
馬糞(ばふん)雪花菜(きらず)糠油絞粕(ぬかあぶらのしぼりかす)乾(ほし)
苔(のり)藁灰(わらばい)此類(このるい)也(なり)応(をうじ)_二其土地(そのとちの)作(さく)
【左丁 下段】
物(もつ)之(の)品(しな)_一宜(よろしく)計(はからふ)_レ之(これを)誠(まことに)農業(のうぎやう)者(は)生(せい)
民(みん)之(の)大本(たいほん)与(と)可(べし)_レ謂(いつつ)扨又(さてまた)工匠(こうしやう)之(の)輩(ともがら)
者(は)先(まづ)為(する)_レ首(しゆと)_二番匠(ばんしやう[を])_一也(なり)棟梁(とうりやう)大工(だいく)小工(せうく)
釿始(てをのはじめ)之(の)式法(しきほう)有(あり)惣而(さうじて)以(もつて)_二水盛(みづもりの)規(き)
矩(く)準縄(じゆんじやうを)_一定(さだめ)_レ之(これを)柱立(はしらだて)棟上(むねあげ)者(は)撰(えらふ)_二吉(きち)
日(にち)良辰(りやうしんを)_一事(こと)也(なり)御殿(ごてん)神社(じんしや)拝殿(はいでん)
【8コマ目下段へ続く】
【注 「つみうす」は「つきうす」ヵ】