賀茂社関係文書翻刻プロジェクト

コレクション: 賀茂社記録

賀茂社記録. 第58冊 - 翻刻

賀茂社記録. 第58冊 - ページ 58

ページ: 58

翻刻

 御名をおしわし候程之義ニ候へハ向様へ御直談申入候へ共左様ニ致候而ハ向様か私か  是非ニ壱人ハ出席難成候左様ニ候へハ当時御役人之事御用之妨ニも成候哉  先其分ニ致置候由躬清ニ物語之由也躬清も先色々取直しとかく御出席  不被成候てハ不済事故明日はハいつれの道是非〳〵御出可然と申帰り由也 一廿四日日野弁殿へ惣代業久季脩保土三人持参之留      謹而言上  今度御池水拝領之儀願之通蒙 仰一社一統難有奉存候乍然一昨廿二日以書付 御窺申上候通小山百姓共ゟも御願申上候由ニ御座候右小山之儀も神領多御座 候得者右百姓共拝領仕候而も於一社難有御儀ニ御座候得共此度百性共ゟ直ニ 御願申上候事女房御奉書之以古格是迄御願申上候儀と同格ニ相成候而ハ 古来之社格も相立不申歎敷奉存候今年之義ハ植付等過半相仕舞 寄候へハ仮令水之儀ハ百姓共へ被下置候共重而右体之例ニ相成候而ハ女房 御奉書之訳一社之古格自相立不申様ニ自然と成行候事重々歎入奉存候間 此段被為聞召分御奉書被成下候一社之古格相貫候様一社一統偏ニ 奉願候以上             加茂一社惣代        五月廿四日             岡本播磨守保土       日野弁殿 雑掌中          中大路三河守 季脩                         森 中務 業久 廿六日亥 曇 昼時ゟ大雨 一今日定例ニ而■除構中於評議所朝飯被催之 一朝飯後早々小寄会出席神主正久 保韶 業久 庸清 邦氏 季脩 産幸  徳季 普俊 保覚 保土 執筆代国清 会所兼太披露 兼令所労断  冨俊御囲被壊出頭ニ付不参也 一今朝早天小山久左衛門罷出会所亭へ参致案内候得共門不明ニ付保覚亭へ  参申候は御用水之義小山郷中へハ昨廿五日迄拝領仕候故夜前ゟ返献申上  御用水下可申と御所御役人様へ御窺申上候へハ加賀茂へも御用水拝領被致  候故先下候事ハ無用ニ可仕段被仰候故田ゟ余り申候水も筋違橋通ゟ川原へ  はつし申候御社中様ニハ如何被遊候哉先右之段御届申上候由也右之趣保覚  演説也 一御池水返献之儀相談候処昨日迄小山郷へ拝領致候へハ今日ゟ賀茂へ拝領いたし所々ニ  傍示ニてもさし候か中村へ六分小山へ四歩とわけ遣し一両日もいたし候て返献可申候哉  殊ニ神領植付も未悉不相済中村郷へ別而植付大分残候由ニ候へハ旁左様も  可然歟或ハ此評義も一通り之理ニ而ハ尤ニ候へとも此間之様子ニてハ御所表之間違  伝奏ニも被成にくき御様子ニ候依之何事も御取上無之候所詮此度之通ニてハ  一向社格も難立候故追而是非ニ御願被成也殊ニ小山之田ゟ余り申候水申上候川原へ  はつし御池へ不入様子ハ花壇奉行中之存念難計重而之害ニ成候ても気