能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 14

ページ: 14

翻刻

     案に孔子家語に曰実妖は不_レ勝_二善政_一夢恠      不_レ勝_二善行_一とあり誠に怪を見て怪□      せされは怪なし妖怪は不正の気也徳有      人に勝事あたわす又是に似たる事勢      州鈴鹿山の辺にもあり蟹坂の蟹塚      とてあり是にも蟹化して人を取る      事有といへり又一説には盗人の略名を      かにといひし也 錡(ハサミ)をさけて手足をはり      よこはひする形也若此よふなる名より      伝へあやまりにや 又此辛鮭の宮蟹寺有ゆへは此村を寺社村といふ由又 南方村といふに三盃の助兵衛といふ百姓有先祖山にて 飯の盛たるを三盃拾ふよりといへりとあり夫より身上 直りしといへり上戸三盃助兵衛と云文字おかし又此村千 柳田の神社とてあり境内広〳〵古き宮のよし云 ひ伝へり神主桜井志氏也又奥山に清(キヨ)水といふ所あり 昔は伽藍にて観音の霊場ありて其頃は参詣多 有今も中の茶屋下の茶屋抔とてあり又奥山に