能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 36

ページ: 36

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     此之路や三船の山にたつ鹿の  西行法師        声■にあけて鳴渡りけり 又真脇村の散村に姫といふ所有此礒の岩に陰門の形 あるにより姫の名有之し三船山に対して笏嶋錠 嶋とてあり秀景にて錠嶋は弁才天の社あり 又小木より真脇村へ廿七町有本馬駄賃三十六文なり 此村は六部公領也四部は私領也家居百七拾軒斗 あり入交て国中一の大■する所也公領庄屋七右衛門 井田氏也氏神馬座権現也神主高原氏也鷹王 山上日寺とて真言宗あり此寺昔百合若丸といふ人の てふあい有し鷹海中に死て此の礒に寄其菩提の 為に建し寺といへり依之本尊千手観音は春日の作 にて美像也七ヶ年目宛開帳あり其時は鷹来りて 棟をさらすといへり其鷹の骸寄しより所を経 塚とて錠嶋の辺にあり此寺の二王尊は行基の 作にて馬の峠の古寺にありし也又新善寺とて 浄土宗より本尊は信州善光寺前立同木同作の尊 像也■の台座ゟ弐尺御たけ有厨子に 子つけて