能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 49

ページ: 49

翻刻

   登の国は往古ゟおしからることはありても    神の祟りにて其所少しなり潮の満つ    干によるにや汐の指引は人の呼吸にて    盤古氏の息なりと有水は陰積にして月    の出入に応する也北海は陰満て潮の就    満薄し南海は陽満て大干潟あり又地    形の高低によるにや此能登には希也又津    波とは和訓にて海嘯江嘯のことなる    へし 又万念寺とて禅宗あり氏神白山宮也鵜川村へは拾丁 有礒に寄り地といふあり其昔鵜川の天神御神躰葉 付ノ大根俵藻に乗り寄給ふ神地也今塩浜になりて あり又此出崎を小倉の端とて弐ヶ所有何れも秀景 至極也此岡を桜木といふ則桜木の宮とあり御神躰 此花開邪姫の命也本地正観音也春日の作也相殿少比 古命は本地薬師如来は行基の作也境内に御手洗 の井とて薬帳あり能登十二薬師の内也昔は両部 習交の大社にてありしに平治年中鵜川合戦の