能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 53

ページ: 53

翻刻

主中川氏也境内に大木の杉有元は八田村に大蔵権現 とて一郷の惣社なりしを其頃城下なるゆへに御神 躰を今の社へ移し奉りて今蔵と申也大蔵は昔に 違ひ百姓の持宮と也小社又不動産霊山寺とてあり 真言宗にて本尊薬師正観音は春日の作也大嶺とて 後の山八町登連は不動山五社権現の社有高山権現と いふ毎歳三月廿四日は高山祭とて一郷まつる也毎年 十月朔日ゟ十日迄八講祭とて近在十ヶ村千三十名の 百姓有て祭の当屋を勤る也昔七堂伽藍にて 中比迄六坊有し跡有仁王門塔ヶ谷内抔とて地名あり 其時寺領地あり院内村の名有和漢三才図会に高山 権現は高山にあり祭神は猿田彦命元正天皇の時始 て建立あり此所とも石動山ともいへり何れにも御神 躰猿田彦にてなし三田村八幡宮の地主多門天は昔は 大社にて上の毘沙門とて奥院三十斗山の絶頂に多 門天の像石あり大石の立石也神主堀内氏也同村に 妙亀山大盛院とて禅宗あり昔亀山院の御宇官女 此所に流浪有しを葬しとて其塚亀山といふに