能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 56

ページ: 56

翻刻

      此辺の山里に比しも霜随月のすへの三日の       一夜を明しけるに夜具とても一枚の       莚に兼縄をまけて枕とし寒夜の       つらきに家の内なる人々の不断の起伏       をおもひやられてさのみ寒からさり       しに     身の程を心にすます寒さ哉 又小田川ゟ三田町浦伝へ行は古君村とてあり助右衛門 とて能き百姓有蝶の鏡とて不思義なる鏡を 持伝へり又此村の姫崎とて妙泉寺地主権現の御 旅所有風景の地にて謂ある神地也此礒に井筒 波とて名所有相逢波ともいへり井 桁(ケタ)波ともい へり    我意は名のみたてゝ諸橋の     わたし相合波の間もなき    つゝ井筒いつの名にのみふる君の      老(ヲイ)にけらしな波のかす〳〵 又古君ゟ五六町浦伝へに宇賀川村とて有此山手の