能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 59

ページ: 59

翻刻

    葉桜や甘味のぬけし法の跡      鵜川ゟ壱里五町本馬五十四文軽尻三十弐文   前波      人足十六文家数五十軒斗 此村に次郎兵衛とて利家公ゟ御扶持戴し山廻役有 洞光とて禅宗有氏神稲荷宮此辺の大社にて神 目伊豆彦神社六郷大社いなり大明神とあり此社は其 昔毎年祭礼に猿楽あり則金沢能太夫諸橋権進は 先祖此村にて類家等今に有其比舞台の有し 所を道化山といふ又権進屋敷とて有其猿楽の 時諸入用等留帳今に此社に有其外ほ宝物あり天(アマ)の平(ヒラ) 賀(カ)蛸尻(タコシリ)とて神代の宝物なり春日作の実瓶(シツヘイ)と いふもの在国作の翁の面静の面朝比名の面とて有 其外略す又近年堀川三位康実卿奉納有し色 帋二枚あり其哥に     年毎に生添ふ竹の世々を経て      かわらぬ色をたれとかわみん     山の端に匂ひし花の雲消て