能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 60

ページ: 60

翻刻

     残る日数のあり明の月 是は当社神主も堀川氏也先祖は隣村甲村 昔堀川家の公卿流浪有し其筋目にて奉納有 しと也又諸橋権進を宝暦六年奉納せし守刀一振り舞 扇子一本あり鑑に権進は楽人此堀川氏は神主にて 何も明泉寺寺領の内扶持有し者也又向の崎に諸 橋の一本木とて不思義の大木あり若狭の白比丘の 植しとて槻木なれ共榎実弐本之由諺にいふ ゑのみ千俵なりても木は槻木といふは此木の事也 権進先祖此木の本にて翁の霊向を得たりこれ 権進家の什宝なりといへり誠に一本木にて外に草 生せぬ真砂の浜辺に有大木也其上一ッの寄得有 近年此木枯たり其根株に今屋根して鳥居抔 立て有此木枯しより此処へ大石数多打上て今 は数千に及て山となれり是を小玉石といへり越後 国諏訪の間にもあり古哥に    諏訪の海水底てらす小玉石     手にもとられす袖はふらまし