能登半島の資料を翻刻!

コレクション: SHOSHO「能登」

能登名跡誌 - 翻刻

能登名跡誌 - ページ 62

ページ: 62

翻刻

     清き心も猶そしくらん 又此村に昔女の流浪ありて宿かり給ふに其家 若き男ありて亭の口より覗しに官女見て     沖波の立つとはすれと寄もせす とありけれは若き男かくなん      東(コチ)といふ風いまた吹かねは といひけれはかの男官女と契り浅からすなりしと 所に言伝へり又此諸橋に七不思義とて有土を穿て は神代器物平賀といふ物出る也槻木に榎の実 生する也諸橋 菊(キク)とて水仙原有石上に毎夜火燈 る候也天句の爪研石あり金声石有動着石あり 是を諸橋の七不思義といふ金声石は打は鐘の音す る石也甲村近きに弐つ家有其礒にあり動着石は 其辺也大石なれ共指にてさわれは動く也又九月 頃ゟ一偏に野山も水仙の花咲也少し常の水仙と はしべにかわり有諸橋菊と言