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コレクション: とりあえず気になる

東斎随筆 - 翻刻

東斎随筆 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【OCRのまま】 一宮申て云日本国の罪人長平か恩藤原の家依病 によて一の僧を以てかなせしむ件僧堅固の信心 を起して己か命にかはらんと祈請す効験あり 一志の甚深なるによつて香烟来薫スルなりこれは によつて忽に苦患をまぬかれて忽にぬかれて忽に 一率して天上に生せり此由をつけんかために来れる なりといへり 宇治殿平等院を建立し給ふ時地形の事なと 忝命せられん為に公御門右府を相伴はせ給ふ 宇治殿被仰て云大門の便宜北面にあらすんはた よりなかるへし北面に大門ある寺侍りや右府申されて うつか 云覚悟せしめす時に道房卿いまた無変にて江冠者 とてありけるを後車にのせて具せられたらをつし 出されてかれに濃か様の事うるせく覚て候へは きとて向るゝ処ニ退房申云北面に大門ある寺は天竺ニハ 奈良陀寺唐は西明寺本朝には六波羅密 寺なりと申候宇治殿大に感せしめ給 後朱雀院御宇長久年中最勝講源泉僧都 説法殊勝なり此時四天皇道場に現し給ふ天皇 の御余人はこれを見にこれよつて源泉当座に 法印に叙せらる其後より四天の座を設ら留げ といへり