翻刻
〽今日は《割書:サア|アアヽ》いかなるあくにちなるぞいつけしんるいきやうだいゑんじやおやにわかれて女肩にやはなれかはいわが子がさてこいし川たよりきく坂いきしにふたつぶじなかほ見て気もとび坂のうそかほごうゆめかとばかり中にあはれは新吉原の五丁町〳〵ゆりくるぢしんくゞるぢごくの大もん?やいろとよくとの其仲の丁ひろき江戸丁一丁目よりかゝるさはぎのおりふしみちやう火事よ〳〵とこゑあげやまちきのふ京まちついいまゝでもはなのくるはにすみ丁なるをかはりはてたるやけ野のきじのかごをはなれた身ははぬけどりにげるてだてもたゞなくばかりかむろだちかろうき川たけのふちにはまりてぢしんのために又もならくへしづむといふは客と手ごとでたましたばちかころしもんくのきやすめいふたつみはてきめんちしごのくがいもん日もの日のそと八もんじさとの屋中さてひきかへて今はかなしきめいどのたびぢこづまからげてにげんとすればはかりにうたれてひらめのごとくおろすはねばしおはぐろどぶへはまる其身はどろ水とせいけむにつゝまれ火の子におはれかほもからだもくろすけいなり水もまはらぬすいどう 五