みんなで翻刻ver1

コレクション: STAGE2

安政見聞誌抄 - 翻刻

安政見聞誌抄 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

〇用様 二日のばんから〳〵と一度大きくゆり出しあとハたび〳〵ゆり 出し人の手をかりすじしんに用ふへし又せんしるに ハ火の用心を第一にすへし 【立板の図中】  〇本家取押糺明所《割書:こゝハとこ〳〵かしまの|かいとうすぢしつ》要屋石蔵 【角囲いの中、横書き:楫之】          《割書:かりとうけあつた|町百年目》 一三河万歳  得意場も御満足とハお家も潰れすましんますイヤそうとうなり  けるうら店の軒ぶちかへる柱にハ幼子を夢中でおぶつてあねへ    の方の手をひいてイヤあら玉のやうなる泪をこほして夜中に野  宿のひだるさしるこそうめんかつき売諸人のたべたる大焼場  一統の程はびしりとおれ二階の階子ハ逃るに難渋三座の櫓  ハ損亡今年四文も施さぬハしわんほう五ケ所の御小屋ハ御仁  心六本の卒塔婆ハ即死の追善質屋に貸夜具難義ハ《ルビ:灰|くわい》じ  ん八ほうに響くハ早半鐘九輪の曲るハ不思儀の根源滅法の  騒ぎハ女郎客〽ワツトいふて逃られたがコレが大きな散財〽ヤレ万歳  楽〽さつても是から子供等も新造なんぞもそろりやどつと逃  るみりゝやどつと参る〽ヲヽコハ旦那さんも薄着ならおかみさんも