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コレクション: STAGE2

安政見聞誌抄 - 翻刻

安政見聞誌抄 - ページ 39

ページ: 39

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 其由を告其場の《ルビ:容|ありさま》くハしく談けるに大作ハ深く驚きつゝ  《ルビ:?|ま》ツ其包を開見るに数多の金に一書を添有其写左ニ記ス   但右小大夫ハ去寅年五月砲術ニ付浦賀江参り留守之家   内ハ右女みち子に侍女下男三人なりしか地震にて其家潰   れ下女下男共即死此みち女も足を打折其外五ケ所に疵   を受今ハ命も危と思ひしかハ一念力に漸崩家を脱出   右のことく苦痛をしのき一包と一書をしたゝめ誰にても   頼んと思ふ間はや臨終のとき到りしならんか最ふしん事   あり次の条をよみて解るへし  一十月二日夜地震にて召仕又私共一時にむなしく相は   て候まゝ此よし御しらせ存し今ハ家内に人もなく候へハ   早〻御かへり可被成候尚またいろ〳〵散乱いたし候ゆへ取集   たくそんし候へ共此身じゆう成かたく唯一包はかりさし   上存し候あとのことよろしく〳〵御取はからひ候やうね   かひ上存候           三千より  右書ハ中村大作予に見せられし侭爰に出す〇夫より急に  支度し右十助を随浦賀に行右小大夫にあひ委細をものかたり  一包をわたしけるに小大夫ハ此書を見て深く驚きかけきしか