翻刻
【右丁】
一種 しかぎく ぎんかうらい ちようせんきく
ヲタヲロシウシムニ《割書:蝦|夷》 野同蒿(やとうかう)《割書:救荒|本草》
【左丁】
蝦夷(ゑそ)カラフト嶋(しま)に多(おほ)■【くヵしヵ】夷人(いしん)
食用(しよくやう)す秋月(あき)実(み)より苗(なへ)を生(せう)
す初生(しよせい)の葉(は)地(ち)にしき葉(は)は
茵蔯蒿(いんちうかう)に似(に)て頗(すこふ)る肥(こへ)て
粗(あら)く春(はる)に至(いた)りて高(たか)さ二尺 許(はか)
り葉(は)互生(こせい)し梢(こすへ)ことに花あり
単弁(ひとへ)白色 同蒿(とうかう)の形(かたち)と同(おなし)
くして弁(へん)稍(やゝ)細(ほそ)し葉(は)の味(あしは)ひ
苦(にか)■【くヵしヵ】微(すこ)し香(にほい)あり
【六行十字目、十四行二字目の■[くヵしヵ]は、国立公文書館デジタルアーカイブ(本草図譜巻之47・48 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676185)コマ8では前者は「し」、後者は「く」】