翻刻
【右丁】
器(き)と相似(あいに)たり《振り仮名:取_レ子|みをとり》《振り仮名:帯_レ之|これをおふれは》《振り仮名:令_二婦人_一|ふしんをして》《振り仮名:為_レ夫|ふのために》《振り仮名:所_レ愛|あいせらる》《振り仮名:生_二園中_一|ゑんちうにせうす》細(ほそくして)《振り仮名:如_レ芹|きんのことし》花(はな)紫子(むらさきみ)作(かくを)
《振り仮名:_レ角|なす》《振り仮名:以_レ鏡|かゝみをもつて》《振り仮名:向_レ旁|かたはらにむかひ》《振り仮名:敵_レ之|これをうては》則(すなはち)自(おのつから)発(はつす)五月五日《振り仮名:収_レ之|これをおさむ》といへり諸州(しよしう)の山野(さんや)及(およ)ひ陰(いん)
地(ち)竹林中(ちくりんちう)に多(おほ)し秋月 実(み)より生(せう)し葉(は)は延胡索(ゑんこさく)に似(に)て細密(さいみつ)なり又小にして
胡蘿蔔(こらふく)《割書:にん|しん》に似(に)たり茎葉(けいやう)紫紅色(しこうしよく)を帯(を)ふ春月に至(いたつ)て薹(たい)を抽(ぬきん)して花(はな)あ
り又 延胡索(ゑんこさく)に似(に)て紅紫色 稍(やゝ)小なり後(のち)四五分の扁(ひらた)き莢(さや)を結(むす)ふ根(ね)は小
き塊(かたま)りありて赤褐色なり
一種 しろけまん
尾州より来(きた)る物に茎(くき)緑色(みとりいろ)にして花白き物あり
【左丁】
やぶけまん
しろけまん
【二行下から三字目~「紫子」のルビ「きみ」は書き直している】