翻刻
【右丁】
一種
きけまん もゝちとり
むらちとり うはころし《割書:土|佐》
へひにんしん《割書:江|州》 わうきん
ひとこへよばり《割書:勢|州》
ホイヌチシスワ《割書:蝦|夷》
コリタリス《割書:荷|蘭》
ヒマリア《割書:宇田|川》
葉(は)の形(かたち)延胡孛(ゑんこさく)に似て枝(ゑた)多(おほ)く肥大 淡緑色(うすみとりいろ)にして
茎(くき)に稜(れう)あり肥(こへ)て軟弱(なんしやく)なり茎(くき)を摘(つめ)は黄汁(きしる)出(いつ)
づ春月(はる)花(はな)あり延胡孛(ゑんこさく)に似(に)て黄色(わうしよく)なり此草(このくさ)に
触(ふる)れは臭気(しうき)あり腋気(ゑきゝ)或は屎気(ふんき)に似(に)たり
一種 つるけまん
【左丁】
尾州より来(きた)る物
に茎(くき)枝(ゑた)至(いたつ)て軟弱(なんしやく)
下垂(けすい)延引(ゑんいん)し幹(みき)に
稜(かと)あるものあり
【八行目「ホイヌチシスワ」の「ヌ」は「又」に見える。国立公文書館デジタルアーカイブでは「ホイヌチシヌワ」(『本草図譜巻之47・48』 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676185 コマ17)】
【十二字四字目~、十四字七字目~「延胡孛」はコマ45では「延胡索」。国立公文書館デジタルアーカイブ(右注と同)も「延胡索」。検索すると「延胡孛」の情報は有るが、二つが同一かは確認できず。】
【十三行目文末「出」のルビ「つ」と次行文頭「づ」は重複ヵ】