翻刻!いきもの図鑑

コレクション: 本草図譜(くずし字)

本草図譜. 巻46-48 - 翻刻

本草図譜. 巻46-48 - ページ 61

ページ: 61

翻刻

【右丁】 一説 わさみ《割書:和名|鈔》 チ《割書:蝦|夷》 セツセー《割書:同|上》    山萮菜(さんゆさい)《割書:救荒|本草》 山葵(さんき)《割書:和名鈔に引|養生秘録》  野州(やしう)日光山 裏見(うらみ)か滝(たき)に自生(しせい)あり其余(そのよ)諸州(しよしう)深山(しんさん)渓間(けいかん)に生(せう)す駿州(すんしう)  有峠(ありとうけ)名産(めいさん)なり山家(さんか)に好(このん)て是(これ)を食(くろ)ふ宿根(ふるね)の形(かたち)萍蓬草(へいほうさう)《割書:かう|ほね》に似(に)  て味(あしは)ひ辛辣(からく)香気(かうき)あり菜(さい)に点(てん)して食(くろ)ふ葉(は)は細辛(さいしん)に似(に)て薄(うす)く皺(しわ)  あり春(はる)薹(たい)立(たつ)て一二尺に至(いた)り芥(かい)《割書:から|し》の穂(ほ)に似(に)たり大さ一尺 許(はか)り四弁の  白花(はくくは)を開(ひら)き後小き細き角を結(むす)ふ正字通(せいしつう)に蔊菜(かんさい)好(このんて)《振り仮名:生_三高山泉|かうさんせんけん》  《振り仮名:源石上■_二石菖蒲_一|せきしやうにせきしやうふとせうす》【注】一種 肝江(かこう)亦(また)《振り仮名:有_レ之|これあり》といへり又 本条(ほんしやう)気味(きみ)に李廷(りてい)  飛(ひ)蔊菜(かんさい)細切(こまかにきりて)以(もつて)_レ生(なまを)蜜(みつに)洗伴(せんはんし)或(あるいは)略(ほゝ)約(やくして)《振り仮名:食_レ之|これをくらへは》《振り仮名:爽_レ口|くちをさわやかにし》《振り仮名:消_レ食|しよくをせうし》多(おほく)食(くらへは)《振り仮名:発_二痼疾_一|こしをはつし》  《振り仮名:生_レ熱|ねつをせうす》といへり 【左丁 文字無】 【注 ■は「共」の上の部分が「丨」+「屯の中央の縦線が直線」・「与(與)」ヵ】 【七行目文末「皺」のルビ「わ」は「ハ」の中央下に後から縦線を書き足したように見え、「ほ」にも見える。】 【十一行下から二字目~「痼疾」のルビ「こし」は「こしつ」ヵ。国立公文書館デジタルアーカイブは「こしつ」(『本草図譜巻之47・48』 https://www.digital.archives.go.jp/img/4676185 コマ32)。ただし、「痼」の部分は「固」が「匊+Ⅼ」】