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二之丸之揚簀戸に差付て数百挺之鉄炮を打
懸る故郷人手指扁きゆう無り希里
一本に此時之夜討松平右衛門佐陣所ゟ寺沢
兵庫頭之手先江なた連夫ゟ鍋島信濃守有
馬玄蕃頭仕寄之前を横に日之江口江引入
たりと記置り此類を相違は余多阿連は論
春るに足ら怒事なから此説殊に信し難し
いか尓とな連は二月下旬に到而当手之仕
寄出丸脇江付込たれは一揆共仕寄前を横
に可引取様更に無し亦此時当手江首十五
討取たりといへ共虚節也
小笠原譜曰二月廿一日之夜敵ひそか尓城ゟ出
て寄手を討といへ共火攻か陣者程遠き故敵
寄来ら春
鍋島家書上曰二月廿一日之夜一揆共城中ゟ打
出寺沢兵庫頭陣之柵を破相戦則時に信濃守
手之陣江押来り先鍋島若狭備に取か希候若
狭備を立かため鉄炮を揃放し賊数多討取候
故一揆等親族家老多久美作備に押懸り陣屋
に火を放乱入致候に付消留可申与仕候を美