キリシタン関連史料を翻刻

コレクション: コレクション1

切支丹御退治記 49巻. [7] - 翻刻

切支丹御退治記 49巻. [7] - ページ 70

ページ: 70

翻刻

 仰聞候先罷帰養生仕度由也豆州被申しは信  州に者大軍之志多かへ大事之時節に候急度  養生可然との挨拶也さ連は迚正躰茂無き様  子に而被帰たる也時に柳原飛騨守信州之様  子合点不行寄合之子細を悟り掟不究以前に  誠に乗扁義との事成扁しと推量し而家来を  呼ひ密に陣屋江帰し此忰左衛門に可申は押  付信州城乗可致之間鍋島手先城近くに隠連  居へし信州城に乗る程ならは陣屋に飯加春  之見ゆるへし其時物具致して太皷之音登ん  〳〵と鳴を相図にして則時城に乗込可致討  死との由也家来左衛門に右之通を告く左衛  門心得たり迚鍋島手先城近くに行陰連居新  に飛州積り之如く鍋島陣屋に太皷之音鳴与  等く左衛門一番に進む左衛門左衛門生年十  七歳相従家来に者藤田伝右衛門寺田長兵衛  浪人藤原七兵衛以上七八人に而三之丸江押  寄弓鉄炮を放し懸るに敵更に不得進処を左  衛門真先に塀を乗而榊原左衛門原之城一番  乗与名乗り自身弓を放而若手之敵を射春く