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去迚之卒忽に乗崩与下知せらるゝ各諸将衆
生者多尓て加希付らる緒手共に柵際に而人
数を出し大将之御戻を相待居申候水野日州
者其日之評談に出合不被申陣屋江居ら連候
か鍋島城乗候由被聞付五千に及ふ人数を打
出し鍋島仕寄場迄詰懸け丸く備て息美作守
被帰を可相待方旨下知也作州之馬白川月毛
与云て従 公儀拝領之逸物故ひた一さん尓
乗付無程陣場に馳着作州之馬印見る与等く
惣侍押懸らんと春る処に武者奉行河村新八
家老上田玄蕃尓作州誓言に而被申渡は無下
知壱人茂懸り候はゝ打捨に可仕迚差留馬上
に而具足を差上帯を〆いさ懸り候得与再者
いを振り下知也其時我茂〱与鍋島之惣人数
を押分塀之手を乗越候作州之馬逸物与乍申
足場悪敷候故頓而馬ゟ下り立自分鑓を杖尓
突き塀を乗越て若武者同前に挊き本城を目
に懸け諸卒を評免懸連や進免と下知也息伊
織十四歳父を先に立自然討死させ候而者生
て甲斐之有間敷与を登ら須進之給ふ祖父日